第18回【日本再生医療学会】報告②
第18回【日本再生医療学会】報告②
おはようございます。
東京はあいにくの雨です。
新緑が青々と茂って、少し薄暗いビルの間に水色の空が少し除いています。
しとしと降る雨も、落ち着く感じがして割と好きです。
令和の初投稿、
元気に投稿したいと思います。
テーマは再生医療学会発表の続きです。
当グループの横田直正医師(新宿院院長)が発表した内容を説明いたします。
【変形性膝関節症に対するPRP-FD注射の治療成績は変形の程度に比例する】
対象は2016年7月から当グループでPRP-FD治療を受け6か月以上経過観察を終えた症例とし、2018年7月時点でretrospekutiveにKOOS(アンケート)データを抽出し、kellgren-Lawrence(KL)分類ごとの治療成績を算出しました。
6か月以上で抽出された症例は135例185膝であり、
背景因子は平均年齢67.1歳、BMI23.4、罹病期間6.5年でした。
KL class1が4例、KL class2が48例、KLclass3 が64例、KL3 class4が19例であり、KOOSの最高値はKL class1~3は12か月以上経過後でした。KL-class4は12か月以上では効果減弱がみられました。全てのclassのKOOS値はKL分類の程度に比例しており、全てのクラスでP<0.05の有意差がありました。
以上より、お膝の状態が軽度で治療するほど効果と、持続期間がよいと言えます。
出来るだけ早い段階での治療が効果的であると言えます。
お膝は痛いけど日常生活できているからまだ大丈夫、と思わずに
早めに状況を確認しておくことが必要ですね。
といっても、現実的には
当院の患者様はかなり悪くなってからいらっしゃる方が多いです。
そのまま掘っておけばさらに悪化するのは確実ですので、何かしらのメンテナンスをすることをお勧めします。場合によっては人工関節をお勧めすることもあります。
お膝の痛みを抱えていらっしゃる方、まず、一度ご連絡くださいね。お待ちしています。
ご紹介しました発表内容については、
わかりやすいグラフをまじえて下記の記事でも横田医師が解説されています。
ご興味ある方はぜひご覧になってみてください。
>>> PRP-FD注射の効果は変形性膝関節症の進行度でどう変わるのか
治療の流れや費用を知りたい方は下記をご覧ください。