「夢の扉+」を見て
細胞修復
「夢の扉+」を見て
10月12日「夢の扉+」という番組で、膝の再生医療のことを放送していました。
最近、私は、この「夢の扉+」という番組にハマっています。
なかなか日の目を見る事のなかった研究者が注目されるような成果を出すことができた話や、
他人から嘲笑されても自分の理論を信じ、
素晴らしい成果を出す過程などを紹介してくれる番組です。
結果を出さなくてはいけないというプレッシャーにさらされる研究者の辛さが伝わってくる番組で、見ていて「成果がでてよかった~」と毎回思ってしまいます。
その番組で、東京医科歯科大学の関矢一郎先生が行っている、
滑膜由来幹細胞を使った半月板再生治療法を紹介していました。
この方法は、失われた半月板が再生する可能性のある治療として、
とても注目されている治療法です。
滑膜にある幹細胞は、他の幹細胞に比べて軟骨になる確率が高く、現在は半月板だけでなく、
軟骨の再生でも良い結果を出す、とてもよい治療法だと思います。
私も、このような治療を提供していきたいと感じました。
あえて、この治療法の欠点を挙げるとすれば、治療の途中で培養を行うことでしょうか。
培養を行うための施設を作るには高額の投資が必要になります。
また、専門のスタッフを雇うなど、ランニングコストも高くなります。
その結果として、治療費が高くなってしまう可能性が高いと思います。
そこが欠点といえば欠点でしょうか。
その点を差し引いても、受けてみる価値の高い治療法だと思います。
新しい理論の治療法がこれからどんどん出てくることでしょう。
皆さんが楽しい毎日を送れるための治療が増えることを願うばかりです。