【PRP】と【PRP-FD】の違い
【PRP】と【PRP-FD】の違い
先日TVで
「順天堂大学病院で実施されているPRP治療」
について特集されていましたね。
当院にもかなり反響があり、対応に追われております。
さて、本日はよくいただく質問
「PRPと(当院の)PRP-FDの違い」についてお話したいと思います。
PRP-FDは、PRP療法のなかでも東京ひざ関節症クリニックで扱っている方法です。
まず【PRP】とは
Platelet-Rich Plasmaの略で多血小板血漿のことです。
つまり血液から得られる「血小板を多量に含んだ血漿」の一般的な呼称で
血小板が持っている「組織を治癒させる能力」を利用した治療と
いうことです。
関節内に注入する場合は、第二種再生医療に該当します。
一方【PRP-FD】とは
PFC-FDを注入する治療の名称です。
では【PFC】とは何か?
Platelet-derived Factor Concentrateの略で血小板由来成長因子濃縮物のことです。
PRPを独自の技術により活性化させ、血小板由来の成長因子を放出させた後、
同成長因子のみを濃縮したもので、代表的な成長因子であるPDGFは、
同量の血液から得られるPRPに含まれるPDGFと比較して2倍超と言われています。
また、成長因子のみを抽出したものであり、PFCの注入は再生医療法の対象外です。
ですので【PFC-FD】は
上記PFCをフリーズドライ加工したものと言えます。
これを使用した治療を当院では【PRP-FD】という名称で提供しています。
どうですか?
ややこしいですが、おわかりいただけましたでしょうか?
「でもやっぱりわからな~い!!」という方、
「PRPをしたいのだけど~」という方も、
構いません。お電話いただけましたら当院スタッフがご説明いたします。
それでは、また。
ごきげんよう。
<2019年6月追記>
PRPとPRP-FDについては、当グループの症例データをもとに
その効果の違いについて、第18回日本再生医療学会でも新宿院の横田先生が発表しました。
内容をまとめた記事も公開されているので、併せてご覧になってみてください。
当院がPRPからPRP-FDに一本化した理由がお分かりいただけるかと思います。
>>> 変形性膝関節症に対するPRP治療とPRP-FD注射の効果比較