サルコペニアの早期発見
日本整形外科学会より
サルコペニアの早期発見
第30回 日本整形外科学会基礎学術集会から、興味深い題材を紹介しています。
本日、ご紹介するのは、この演題です。
題名 :サルコペニア早期診断のために大腰筋横断面積測定の有用性の検討
発表者 :岩村真樹先生(藍野大学)等
サルコペニアは、加齢によって筋肉の量が減ってしまう状態を言います。
筋肉の量が減れば出かけることが億劫になり、日常生活に支障が出ます。
筋肉の量が減れば、膝の負担が増えて、ケガや変形を起こしやすくなります。
何歳であっても、トレーニングをすれば筋肉の量を増やすことはできます。
サルコペニア傾向にあることを早期発見できれば、大変な思いをしなくても、筋肉の量を回復することができるかもしれません。
この演題は、サルコペニアの早期発見の一助となる内容です。
体の深い場所にある大腰筋は、インナーマッスルとしても知られている筋肉です。
この筋肉は、サルコペニアの初期から断面積が少なくなるそうです。
大腰筋の断面積が小さくなってきたら、サルコペニア傾向と判断してもいいのかもしれません。
早期発見できることはとても重要です。
早期発見、早期トレーニングで、サルコペニアをなくしていきたいです。