円盤状半月板とは?
円盤状半月板とは?
皆さま、こんにちは!
本日ブログを担当させて頂きます、看護師小宮です。
クリスマスが終わり、いよいよ年の瀬になりましたね。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
最近、当院を受診される方のなかで
【円盤状半月版】
の診断を受けられる方が多くいらっしゃいます。
そこで今回は円盤状半月板についてお話させて頂きます。
まず、半月板は大腿骨と脛骨間の内外側にある三日月状の軟骨でクッションの役割をしています。
通常は三日月状の形であるものが、
円盤状半月板は名前の通り、中央部も覆っており、ほぼ丸い厚みのある円板のような形をしています。
半月板の先天的な形態異常です。
大きな外傷がなくても半月板や関節軟骨を損傷しやすくなります。
小児期から症状が現れることも多いです。
生涯を通して、症状が現れない人もいます。
症状
・膝の痛み(外側)
・膝が伸びない、曲がらない、引っかかり感
・膝の腫れ
・曲げ伸ばしで引っかかって動かない(ロッキング現象)
治療
まずはスポーツを控えたり、膝に負担がかからないようにします。
しばらく経過を観察しても、運動時の痛みや引っかかり感、膝の外れた脱臼感があれば
X線やMRI検査を行い、円板状半月板と診断され、症状が持続したり、再発するようであれば、
関節鏡下の半月板手術を行います。術式は、正常な半月板に近い形にする形成的切除を行います。
半月板に損傷が生じ、症状が出現しない限り、MRIでお膝を見ることはないと思います。
MRIで初めて、この円盤状半月板が分かる方がほとんどです。
診断を受けると驚かれる方もいらっしゃいますが、
日常生活で問題がなければ、気にすることはありません。
当院でこの診断を受けられた方も、日常生活で体制や行動を気を付けて頂くだけでよい方もいらっしゃいます。