変形性膝関節症に対する新しい薬の可能性 その2
日本整形外科学会より
変形性膝関節症に対する新しい薬の可能性 その2
第30回 日本整形外科学会基礎学術集会から、興味深い題材を紹介しています。
本日、ご紹介するのは、この演題です。
題名 :Wnt/β-カテニンシグナル制御を介した変形性関節症治療薬の探索
発表者 :宮本健太郎先生(名古屋大学)等
最近は、全く新しい成分の薬を発見することが難しくなってきました。
そのため、今使われている薬の中で、別の働きがないかを調べるようになってきました。
この発表も、その探索についての発表です。
元々、変形性膝関節の治療に有効なことが分かっている作用を、今使われている薬の中から探し、発見したという発表です。
薬の名前は「薬剤X」となっているため、どの薬の話かは不明ですが、変形性膝関節症の進行予防や治療薬となり得る可能性があるとのことです。
こういった薬が増えてくれば、難しかった変形性膝関節症の治療や予防が簡単になっていくと思います。
早く現場で使えるようになって欲しいものです。