幹細胞とは?!
幹細胞とは?!
皆様、こんにちは(^^♪
本日ブログを担当させていただきます、看護師の小宮です!
本日は、
当院の再生医療で提供している
についてお話させていただきます。
まず幹細胞と聞くと、多くの方は
2012年の京都大学の山中伸弥先生が受賞したことで話題になった
IPS細胞 を思い浮かべるのではないでしょうか。
IPS細胞は人工多能性幹細胞といいます。
IPS細胞は人の体を構成する心臓、脳、皮膚などのあるゆる細胞になることができます。
そもそも幹細胞は
多能性幹細胞 と 体性幹細胞 に分類することが出来ます。
IPS細胞は前者の多能性幹細胞の代表となります。
一方
体性幹細胞の代表は、、、
間葉系幹細胞 とういうものです。
人がもつ幹細胞のひとつで、 MSC ともよばれています。
骨髄、脂肪、皮膚など様々な場所に存在しています。
当院で提供している培養幹細胞は、こちらに分類されます。
その中でも脂肪組織の中に存在する幹細胞は組織採取が比較的容易で、含まれる幹細胞の量も多いことから、医療への応用の期待は大きいものがあります。
当院でも、お腹から脂肪を採取し、細胞を加工していきます。
MSCは骨や軟骨、血管などに分化できる能力を持っています。
また、抗炎症作用や増殖因子誘発作用、血管新生促進作用などをもち、組織の修復に重要な役割を果たすことが報告されています。
すなわち、お膝に注射することで、
炎症を抑えると同時に、すり減った軟骨等の組織の修復を促すことが期待できるのです!!
変形性関節症の進行スピードを遅らせる効果も望めます。
自分以外の人のIPS細胞から作製した臓器を移植すると拒絶反応が起こってしまいますが、
MSCには免疫調整機能が備わっており、ご自身の細胞を用いまでので、拒絶反応は起こりません。
当院の全症例を見ても、重篤な副作用が現れたケースは1件もありません。
幹細胞と言葉を聞くと、難しいイメージを持たれるかもしれませんが、
身体への負担が少なく、痛みの改善が期待できる安全な治療とご理解いただければと思います。
お膝に悩みを抱えていらっしゃる方で
再生医療に興味のある方はぜひ一度、ご相談ください😄
治療のことについてご不安や疑問が無くなるようにしっかりお話させていただきます✨