液性成分って、何?
カラダの構造
液性成分って、何?
組織を作っていく上で重要な要素の1つ「液性成分」ですが、聞いたことがない人がほとんどなのではないでしょうか。
成長因子やサイトカインという言葉は聞いたことがある人もいるかもしれません。
液性成分とは成長因子やサイトカインなど、小さなタンパク質のことを指すことが多いです。
これらのタンパク質は、細胞に命令をして、反応や代謝をコントロールしたり、細胞を増やしたりする働きがあります。
液体の中に溶け込んでいることが多いので、液性成分と呼ばれています。
液性成分がないと、細胞はどのような活動をしたらいいか、判断できなくなってしまうことがあります。
自分は組織を作るべきなのか、それとも休んでいるべきなのか
細胞の動きをコントロールするものがなければ、細胞も動きようがなくなってしまいます
液性成分は、小さい物質にも関わらず、とても重要な働きをしていることになります
名古屋大学の上田先生は、幹細胞から放出される液性成分を使った治療を積極的におこなっています。
液性成分だけでも、治療に使えるということです。