自分と上手く付き合う方法
自分と上手く付き合う方法
弁証法的行動療法(dialectical behavior therapy: DBT)という治療法があります。
これは、感情に飲み込まれて苦しんでいる人を援助するための治療法です。
痛みのある患者さんの多くが、自分自身の感情の溺れて苦しんでいるという話もありますので、整形外科医療にとっても重要な治療法になります。
とても効果がある方法なのですが、あまり知られていないようなので、紹介させていただきます。
DBTでは、感情の波を小さくすることを目指します。
アンガーマネジメントでも同じなのですが、感情をなくしたり、完全の抑え込むことを目的にしている訳ではありません。
小さくして、コントロールできるようにすること。
それが目的になります。
DBTでは下にあるような4つのスキルを高めていきます。
① 苦悩耐性スキル:感情による影響を和らげる方法
② マインドフルネス・スキル:あるがままに受け入れる方法
③ 感情調節スキル:自分自身の感情を観察する方法
④ 対人関係スキル:上手く関係を保つ方法
これらを段階的に高めることで、感情をコントロールしていこうという治療法が弁証法的行動療両方になります。
個人的には、「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック(星和書店)」が分かりやすかったので、興味のある方にはお勧めです。