足場って、何?
ひざ痛の治療
足場って、何?
組織を作っていく上で重要な「足場」ですが、あまり聞き馴染みがないかもしれません。
意味合いとしては、一般的な「足場」と大差はありません。
一般的な意味での「足場」は、「そこにいるために、足を置いておける場所」のことを言います。
再生医療で言う「足場」は「細胞がそこにいられるようにする物」のことを指します。
言い換えると、細胞がくっつける場所とも言えます。
多くの細胞は、何かにくっつかないと、ちゃんと仕事ができません。
フワフワと浮いた状態では仕事ができない細胞でも、足場にくっつくと成長因子やサイトカインなどをたくさん出すようになったりします。
そうすると、代謝や反応が進み、組織が作られていきます。
足場は立体構造を作るためにも重要になります。
細胞だけですと、厚みのある組織を作ることは難しいです。
そこに足場が加わると、大きな立体構造を作れるようになります。
一件地味な足場ですが、組織を再生するためには、とても重要な役割を担っています。