軟骨健診
検査
軟骨健診
軟骨の健診が出来たら良いと思いませんか?
最近、国を挙げて「先制医療」を目指しています。
先制医療とは、早期に病気の芽を発見して治療を行い、症状を出さないようにしたり、重症化しないようにする医療のことです。
変形性膝関節症では、通常、痛みが出てから治療を始めます。
そのため、どうしても痛みが引きにくいことが多いです。
軟骨が傷み始めた早い段階で治療を行えば、軟骨が修復しやすいことは分かっています。
軟骨の健診ができれば、軟骨が傷み始めたタイミングを見つけられる可能性があります。
この方法を使えば、軟骨健診が可能になるかもしれません。
MRIを使った方法ですが、取り方を工夫し、解析ソフトを使うことで、軟骨の状態を把握することができます。
軟骨の「質」を調べる事ができるのです。
しかも、MRI検査なので、痛くありません!
軟骨健診として確立して欲しい技術の1つです。
◆参考文献
Shiomi, Toshiyuki, et al. “Influence of knee positions on T2, T* 2, and dGEMRIC mapping in porcine knee cartilage.” Magnetic Resonance in Medicine 64.3 (2010): 707-714.