【歩行速度をはかります!!】~症例動画つき~
培養幹細胞治療
【歩行速度をはかります!!】~症例動画つき~
こんにちは!
東京ひざ関節症クリニック銀座院、トレーナー、柔道整復師の岡村です。
本日は当クリニックで治療をしていただいている方が、「症状が良くなっていくこと」を、どのように評価しているのかをお伝えしたいと思います。
どのように評価するのか
「症状が良くなる」とは、何を持って言えるのかが疑問に思われる事かと思います。
症状の評価は大きく分けて2つに分けられます。
・主観的評価
患者様自身が、痛みがどのように変化したのか(VAS)
・客観的評価
膝がどのくらい曲がるようになったのか(関節可動域測定)
歩行がどのくらい速くスムーズになったのか(TUG測定)
骨の損傷や半月板などの変化はあるのか(画像診断)
本日はその中でも歩行速度の変化とそれがどのくらいスムーズに行われるようになったかを調べる、TUG(timed up&go test)という測定方法をお伝えします。
膝の経過を診る一つの指標として測定します。
具体的には下肢の筋力、バランス、歩行能力、転びやすさといった日常生活機能との関連性がみられるテストです。
当クリニックでは治療前と、その後の経過の診察時に適宜測定いたします。
測定方法
測定方法は椅子に座っていただきます。
椅子から立ち上がり無理のない速さで歩き、3m先の目印で折り返し、また椅子に座っていただきます。
椅子から立ち上がってからまた椅子に座るまでの時間を測定します。
各年代ごとの基準値が以下の通りです。
年齢 秒数
20~29 5.31秒
30~39 5.39秒
40~49 6.24秒
50~59 6.44秒
60~69 7.24秒
70~79 8.54秒
日本整形外科学会では、11秒を超えると転倒のリスクがあるとしています。
※他にも片脚で立っている時間を測定する方法もありますがここでは割愛させていただきます。
膝関節は立ち上がる動作や歩行時には非常に重要な関節となります。
痛みがあったり、関節の動きが悪くなったりと歩行速度も落ち立ち上がりなどの動作がスムーズに行うことが難しくなってきます。
当クリニックでは、再生医療で膝の症状をやわらげ日常生活を円滑にすごしていただくよう尽力させていただいています。
それでは、培養幹細胞治療を行った患者様の歩行速度の測定をした動画をご覧ください。
79歳 女性 両変形性膝関節症
・右膝は13年前から水が溜まり、左膝は数か月前からの痛みと可動域制限
・ヒアルロン酸注射や電気で改善がなく、ご家族のすすめでご来院。
・痛みで家事に時間がかかるのがお悩み。
・変形性膝関節の分類では右膝は進行期。左膝は末期と診断。
治療後6か月でTUG測定にて、歩行速度が5秒近く早くなったことがお分かりいただけたかと思います。
痛みの度合いだけで判断するのではなく、歩行速度を測定し日常生活が円滑に行うことができるかという事も評価していきます。
TUG測定をすることにより、幹細胞治療をするだけではなく、転倒のリスクなども考慮し医師やトレーナーから日常生活の指導もさせていただいています。
5月より、オンライン診療も行っております。
外出が困難な方にも症状を伺えるようになりましたので、こちらもご利用ください。
オンライン診療のご案内はこちらです!
https://www.knee-joint.net/form/online-diagnosis/