【ランニングで膝が痛くなる⁉~急な運動注意報~】
ひざ痛クリニック情報
【ランニングで膝が痛くなる⁉~急な運動注意報~】
こんにちは!
東京ひざ関節症クリニック銀座院、トレーナー、柔道整復師の岡村です。
コロナによる感染防止の為、在宅勤務により運動不足を感じていらっしゃる方が多いかと思われます。
しかし、それを解消する為に急にランニングを始め膝を痛める方が増加しています!
本日は普段運動されていない方が急な運動をされると膝を痛める危険性があり、痛めないようにする為には何に気をつければよいのかをお話したいと思います。
どのくらいの負担がかかっているのか!
普段運動をされない方が急な運動することにより膝に大きな負担がかかってしまいます。
なぜかというと、走る時、膝には体重の4~5倍の負荷がかかっているからです。
体重が60㎏の人であれば300㎏近い負荷がかかっているのです。
この外出自粛による運動不足状態でのランニングは膝に対する負担が大きいといえます。
どんな危険性が潜んでいるのか!
膝に大きな負担がかかると膝の中にある半月板や軟骨といった膝のクッションとなる組織が破壊されていきます。
膝のまわりの筋力がないと筋力のある人と比べて半月板や軟骨に大きな負担がかかります。
これらが破壊されていくと、関節を守るものがなくなった状態なので次第に変形性膝関節へと進行してゆく危険性があります。
その為には、急にランニングをするのではなく段階を経て運動を行う必要性があります。
どのような運動がいいのか!
まずは、膝まわりの筋肉をつけることから始めましょう!
大腿四頭筋という膝の前側にある筋肉は、膝を支えてくれる大事な筋肉です。
以前、大腿四頭筋を鍛えるトレーニング方法を掲載したのでこちらをご覧ください。
膝以外にも鍛えなければいけない部位はあるのですが室内でのトレーニングだけでは、物足りなくなるかと思います。
その時は、ウォーキングから始めてみてはいかがでしょうか!
ただし、歩行時でさえ体重の2-3倍程度の負荷がかかってしまうのです。
急に長距離を歩いたりせず、無理のない範囲で少しずつ運動強度を上げていくように心がけましょう!
歩いている途中や翌日などに膝の痛み、腫れが出たら歩きすぎのサインですので膝をよ~く観察しましょう。
外出自粛が緩和された時に、旅行や外出などが楽しくできるように、少しずつ筋肉をつけてカラダを戻していきましょう!